上海出入国検査の「優先通関レーン」で輸入博展示品の円滑な入国をサポート

リリース日:2025-10-28     ソース:上観新聞

最近、ペルーや南アフリカなどからの輸入博展示品が海上輸送で上海港に到着したのに続き、ニュージーランドなどからの展示品も到着しました。10月21日午前11時頃、第8回輸入博の展示品を載せたコンテナ船「COSCO フェリックストー号」が上海の外高橋港に接岸しました。上海出入国検査局は港湾の関連機関と連携し、輸入博展示品を運ぶ船舶のために「グリーン通路(以下、優先通関レーン)」を開設し、輸入博展示品の安全かつ予定通りの入国と会場設営を支援しています。

報道によれば、「COSCO フェリックストー号」は、現地時間9月20日にニュージーランド最大の港・オークランド港を出港し、ニュージーランド産の乳製品や天然ミネラルウォーター、ニウエの国宝級のココナッツオイルや手工芸品などを運び、南太平洋諸国ならではの豊かな風味を世界からの来場者に届けます。

輸入博は、中国と世界を結ぶ戦略的なプラットフォームとして、企業に中国の開放政策を目の当たりにする窓口と、中国市場でのチャンスをつかむ舞台を提供しています。世界の優れた商品が中国に集まり、中国の消費者に多様な選択肢と豊かな体験をもたらしています。

たとえば、8年連続で輸入博覧会に参加しているニュージーランドの乳業大手Theland社は、輸入博というハイレベルな開放の機会を活かして、中国のグリーン・低炭素転換、消費高度化、デジタル経済の発展という局面に深く関わり、国内外の「双循環」の相互促進の一例となっています。特に今回の輸入博では、同社は複数の新製品を世界初公開し、中国の消費者の多様化・精緻化する健康志向にさらに応える予定です。

上海出入国検査当局などの港湾検査機関は、関連する港湾・海運企業と緊密に連携し、展示品の「輸送―通関―荷下ろし―中継」の全過程をカバーする「優先通関レーン」を開設しました。これは、輸入博における「商品から展示品に、展示品から商品に」というサプライチェーンの中核を担う重要な一環となっています。

外高橋出入国検査所の勤務第二隊の高爾隊長は「外高橋出入国検査所は港湾機関と連携し、『優先通関レーン』を開設しました。船舶に対して『事前検査』と『一括手続き』の便宜を提供することで、展示品の効率的で円滑な通関を全過程で保障しています」と述べました。

輸入博に毎年参加している常連企業は多く、新たに初参加する顔ぶれも少なくありません。この「開かれた輸入博」は、世界の企業に大きな舞台を提供しています。開催が近づくにつれ、多数の出展企業関係者や展示品を運ぶ船舶・貨物機が続々と上海に到着する見込みです。円滑な通関を万全に行うため、上海出入国検査当局は、「輸入博専用出入国ゲート」「12367サービスプラットフォーム輸入博ホットライン専用席」「展示品優先通関レーン」「移民管理サービスの会場常駐」など、計8項目の利便化措置を打ち出し、輸入博のさらなる発展を後押ししています。