上海観光フェスが「恒例イベントシーズン」に突入　国慶節まで開催

9月1日から、上海観光フェスは「恒例イベントシーズン（経典活動季）」に入り、10月6日の閉幕まで続きます。この期間中、上海市文化観光局は市内の各区、主要企業、文化観光施設、さらに友好省・市のサブ会場と連携し、「楽遊上海・経典金秋（秋季恒例イベントで上海を楽しむ）」をテーマに6つのカテゴリーのイベントを共同で展開します。

9月5日、第36回上海観光フェス恒例イベントシーズンの記者会見が開かれ、「恒例イベントシーズン」について紹介されました。

上海市文化観光局の鍾曉敏局長は「第36回上海観光フェスは2025年7月5日から10月6日までの93日間にわたって開催されます。今回の観光フェスは『人民大衆のフェスティバル』を理念とし、『美しさと喜びに出会う』をテーマに掲げ、『一節両季（1つのフェスに2つのシーズン）』という新しい長期の運営モデルを採用します。『夏期観光シーズン』と『恒例イベントシーズン』を一体的に推進し、文化・観光・商業・スポーツ・展示会を多元的に融合させたハイレベルなフェスティバルプラットフォームを構築することに努めます。さらに、全年齢を対象とした商品、全業種を巻き込んだ消費促進、都市全域をカバーするシーンづくり、サービスの24時間対応、ネットを通じた広範な情報発信、そしてグローバルな参加型のフェスティバルを推進することで、上海を中国インバウンド観光の最初の訪問地、都市観光の最優先の目的地、文化と観光が深い融合するモデルエリアとするために、新たな力を注ぎます」と述べました。

この夏の「夏期観光シーズン」では、上海市文化観光局は各区や主要な文化観光企業と連携し、「楽遊上海・歓楽盛夏（夏の冒険を上海で楽しむ）」の6つのテーマ週間を成功裏に展開し、若者向けかつ高品質なコンテンツでフェスティバルのイメージを刷新しました。ビッグデータによる初步的な推計によると、今年7～8月の上海市の観光消費総額は1524億元で、前年同期比27％増となり、文化観光消費の顕著な伸びを示しました。

「恒例イベントシーズン」では、上海は世界的なフェスティバルとしての国際的な発信力をさらに拡大し、中国インバウンド観光の最初の目的地の構築を全力で推し進めます。

9月13日夜には、2025年第36回上海観光フェスの大パレードの開会式が黄浦区の中山東一路で開催されます。今回のパレードには国内外から25台の花車が参加します。同時に、15の国と地域から24のチームが舞台で音楽やダンスなどのパフォーマンスを披露し、文明の相互交流やと友好関係の素晴らしいシーンを生き生きと表現します。

大パレード開始後、花車は9月14日から28日にかけて静安区や松江区など10区でパレード巡回を行い、国内外の観光客に「花車と一緒に上海を遊覧」するよう誘い、都市の街角で都市の魅力を体験してもらいます。

9月14日から16日には、一部の国際パフォーマンスチームが東方明珠タワー、大寧国際商業広場などで市民向けのパフォーマンスを行い、文化観光リソースの共有を進めます。

10月6日の上海観光フェス閉幕の夜には、浦東区の万博文化公園では没入型の中国風ナイトツアーイベントが催され、パレードの花車も湖畔を巡回し、古今が融合したフェスティバルの雰囲気を国内外の観光客に届けます。

「恒例イベントシーズン」では、上海は引き続きハイレベルな文化観光フェスを提供し、都市観光の最優先の目的地としての魅力を強化します。

今回の「恒例イベントシーズン」では、上海が持つ「都市型・総合型・国際型」の文化観光リソースの優位性を十分に発揮し、都市散策、ショッピング、文化・博物館藝術観光、中国風文化観光、オンラインスマート体験、郊外レジャーの6つの分野を軸に、200以上の高品質で特色あるイベントや商品を打ち出します。

9月13日から19日には、好評を博している観光地（スポット）の入場料半額キャンペーンが再び行われ、東方明珠テレビ塔、上海野生動物園など市内60以上の観光地が対象となります。さらに各種の特別体験も合わせて実施され、市民と観光客の参加感と満足感を一層高めます。

「恒例イベントシーズン」期間中、上海は産業チェーン全体のIPの協働と連携を積極的に深め、文化・観光・商業・スポーツ・展示会の深い融合を新たな原動力として活性化させます。

上海市の文化・観光・商業・スポーツ・展示会連携チームの統括の下、今回の観光フェスは上海国際光影フェスティバル、中国上海国際藝術祭、国際的なトップスポーツイベント、「全国科学普及月間」などの主要なIPとの連携を強化し、「文化観光+」融合を原動力として、夜間経済、藝術展示・公演、スポーツ競技、商業消費、テクノロジー展示など多様な分野のリソースを統合し、共に「上海ならではの多彩な楽しみ」をつくりだします。これにより、分野を越え、様々な領域とシーン、そしてハイレベルの消費エコシステムを構築していきます。