「カーボンニュートラルへの道」をテーマとした2025上海国際カーボンニュートラル技術・製品・成果博覧会が6月5日に、上海新国際博覧センターで開幕しました。上海市委員会副書記・市長の龔正氏と中国気候変動事務特使の劉振民氏が開幕式に出席し、挨拶を行いました。
龔正氏は挨拶で、「グリーントランスフォーメーション(GX)は気候変動対策の必然的な選択肢であると同時に、経済社会の発展の新たな原動力でもある。上海はCO2排出削減、汚染防止、緑化推進、経済成長を統合的に推進し、グリーン低炭素産業の育成とクリーン・低炭素・安全・高効率のエネルギー体系の構築に注力し、科学技術と金融という二大重要分野の支援強化を通じて、経済社会の全面的なGXを加速している。上海国際カーボンニュートラル博覧会が、より多くのグリーン低炭素技術・製品・サービスの交流協力を促進し、清潔で美しく持続可能な世界の共創に寄与することを期待している」と指摘しました。
劉振民氏は挨拶で、「中国はグリーン・低炭素・質の高い発展を積極的に推進しており、その成果は世界的に注目され、グローバル気候ガバナンスのプロセスで積極的な役割を果たしている。中国は今後も引き続き気候変動への積極的対応という国家戦略を揺るぎなく推進し、経済社会の全面的なGXを持続的に推進する。今回のカーボンニュートラル博覧会が、交流をもって協力を促進し、イノベーションをもってブレイクスルーを図り、行動をもって未来を築くことで、カーボンニュートラル実現に向けた実行可能な道筋を共同で模索することを期待している」と指摘しました。
開幕式では「CN100チェーンリーダー企業のグリーン・低炭素サプライチェーン事例集」と上海製品カーボンフットプリント背景データベースが発表され、グリーン投融資協力プロジェクトの集中調印式も行われました。
今年の上海国際カーボンニュートラル博覧会は6月5日から7日にかけて開催され、グリーン低炭素分野における技術成果の最新動向と将来展望を示したほか、グリーン低炭素に関する貿易マッチングや産学研(企業・大学・研究機関)連携を促進し、経済社会の全面的なGXを推進しました。同博覧会はテーマ展示・シリーズフォーラム・貿易マッチングの三つの部分で構成され、展示規模が4万平方メートルに達し、ドイツ、オランダ、日本、スウェーデン、スペイン、イギリスなど15か国・地域から300社を超える大手企業が出展しました。