中国に入国する人にとって、中国でのモバイル決済が難しいために予約が不便になっているなどの問題がある。これに対して市文化観光局は、「Shanghai Pass」を5月19日の中国観光の日に開始したことを発表した。
「Shanghai Pass」は入国後の決済サービス・支払いができるカードで、これ1枚で市内の交通移動、文化施設、スーパー・ショッピングモールなど各種消費がスムーズに行えるようになり、上海の入国観光都市の新しい名刺になることが期待されている。
3つの特色
1.非実名販売:「Shanghai Pass」は海外の人々のプライバシーへの配慮から、実名での登録が不要となっている。
2.多業界で使用可能:上海市の交通機関と一部の観光地(スポット)、文化施設、デパート、スーパー、コンビニなどで支払に使用できるだけでなく、中国全土の330以上の都市で、交通機関でも使用できる。
3.小額支払いに便利:預託金システム(1000元人民元を超えず)なので、使い切れなかった小額のお金は返却可能で、現金によるお釣りの不便さがない。
四つのメリット
1.交通が「より迅速」に
「Shanghai Pass」は上海市のバス、地下鉄、タクシー、フェリーなど、すべての交通機関で使用可能だ。さらに、北京、広州、西安、青島、成都、三亜、アモイなどの観光都市はもちろん、中国全土330以上の都市で交通機関に使用することができ、入国観光客の交通難題を1枚のカードで解決する。
2.旅行は「もっと素晴らしい」
「Shanghai Pass」は上海東方明珠、浦江遊覧、上海タワー観光庁、上海博物館、上海野生動物園などの有名な観光地(スポット)と文化施設をカバーしており、観光客はカードで入場できる。また、「Shanghai Pass」の裏面にある専用QRコードをスキャンすれば、サービスガイド、お勧めの観光地、割引クーポンなどの情報も提供される。カードを持っていれば一部の観光地(スポット)で優先入場サービスも受けられ、より素晴らしい上海都市観光体験を楽しむことができる。
3.買い物は「より便利に」
観光客は上海の「新世界城」「第一食品」及び全市に展開するコンビニの「好徳」「良友」でこのカードによる支払いが可能で、「ワンカードで上海を観光可能」、小額支払いのお釣りなどの悩みがなくなる。また、海外から上海に来て、携帯電話が使えない人に便利なサービスを提供する。
4.サービスが「より身近に」
「Shanghai Pass」は、虹橋空港、浦東国際空港、交通カード自営サービス拠点などの様々な場所で購入でき、チャージ、返金、アフターサービスなども受けられる。さらに多言語マニュアルもあり、行き届いたサービスが受けられる。
旅行カード会社は、2024年「5・19中国観光の日」上海市テーマイベント期間中、「Shanghai Pass」のユーザー向けに、東方明珠で無料コーヒーやアイスクリームの割引などを提供する。また、浦江遊覧、上海海昌海洋公園、上海野生動物園など10ヶ所以上の観光地(スポット)でカードを使うと、「上海プレゼント」がもらえる。キャンペーンは5月末まで続くが、定員に達してプレゼントがなくなり次第終了となる。詳細はカード面のQRコードをスキャンするか、微信のミニプログラム「上海都市観光カード」に登録して調べることができる。
Shanghai Pass
カード購入、チャージ、返金、アフターサービス拠点
Shanghai Pass
カード販売・消費拠点
Shanghai Pass
利用できる商業施設