長寧に新たなイノベーションエンジンを!上海シリコンアレー高品質インキュベーター建設が正式に始動

リリース日:2025-09-04     ソース:www.shcn.gov.cn/japan

9月1日午前、長寧区で「上海シリコンアレー」高品質インキュベーター建設が正式に始動しました。これは、長寧区が高い水準で「上海シリコンアレー」イノベーション街区を整備し、先進的なイノベーションエコシステムを構築する取り組みにおいて、確かな一歩を踏み出したことを意味します。長寧区党委書記の張偉、党委副書記で区長の劉平、上海市科学技術委員会副主任の翟金国、中国科学院上海微システム・情報技術研究所所長の謝暁明が出席しました。

張偉は挨拶の中で、近年「上海シリコンアレー」が立ち上がりから成長へと発展し、科学技術の基盤とイノベーションの色合いが一層濃くなっていると述べました。市科学技術委員会の指導の下、中国科学院の二つの研究所をはじめとする関係機関や企業の支援を得て、四者が共同出資し「デジタルシリコンアレー(上海)インキュベーター有限公司」を設立したことは、イノベーションの共通認識をさらに高め、科創の版図を広げる重要な取り組みであると強調しました。また、上海シリコンアレー高品質インキュベーター建設は、イノベーションの全工程における加速を視野に入れ、より高度なインキュベーションサービスを提供し、あらゆる面での資源連携を推進して体系的なイノベーションの枠組みを形成し、あらゆる要素を網羅する支援を通じて活力あるイノベーションエコシステムを育むことを目指すと語りました。さらに、インキュベーターという「源泉」を有効に活用し、「上海シリコンアレー」科創街区の飛躍的な発展を後押しし、「プラタナスの木陰でコードを書き、歴史的街並みで研究に励み、カフェで朝会を開き、生活のにぎわいの中でイノベーションを語る」といった活気ある風景を描き出していくと強調しました。

会場では、上海シリコンアレー高品質インキュベーターの除幕式が行われました。上海新微科技集団有限公司、上海創邑実業有限公司、上海長寧国有資産経営投資有限公司、上海崇畏晶体材料有限公司の4社が株主として契約を交わしました。また、窒化ケイ素セラミック基板プロジェクトや新型集積光電薄膜材料・デバイスプロジェクトなど最初の入居プロジェクト代表、上海先見法詢科技有限公司や心語未来(上海)医療科技有限公司など最初の入居企業代表も現場で契約しました。さらに、上海国有資本投資有限公司、上海国際集団有限公司、中国工商銀行上海市分行、華泰イノベーション投資有限公司、上海長寧国有資産経営投資有限公司など、インキュベーター建設を支える初の金融機関に対して正式に認定証が授与されました。

関係者によると、上海シリコンアレー高品質インキュベーターは、金融投資機関、業界団体、大学の技術移転センター、専門サービス機関などと戦略的パートナーシップを構築し、ファンド設立、成果の実用化、産業チェーン資源のマッチング、専門サービスの提供などで深く連携し、入居企業の成長を後押ししていきます。

「上海シリコンアレー」イノベーション街区建設の専任チームも会場でプロモーションを行いました。関係者によると、上海シリコンアレー高品質インキュベーターは、中国科学院上海微システム・情報技術研究所や上海硅酸塩研究所が持つ先端技術の源泉と、「デジタル長寧」が20年以上にわたり培ってきた産業基盤を生かし、一流の物理空間と施設を提供します。さらに「専門化・ブランド化・国際化」を特徴とするソフトサービス体系を構築します。インキュベーターは、産業分野の経験豊富なメンターの招聘、専用シードファンドの設立、公共技術サービスプラットフォームの構築、ブランド起業イベントの開催、国際市場資源との連携といった一連の取り組みを通じて、イノベーションのアイデアを集め、起業の実践を促進し、未来産業を育む場となることを目指し、上海が世界的影響力を持つ科学技術イノベーションセンターとして発展するための強力な原動力を注いでいきます。

副区長の趙永尊、区政協副主席の金暁綺、中国科学院上海硅酸塩研究所副所長の閻繼娜、上海国際集団有限公司副総裁の周磊、上海国有資本投資有限公司副総裁の許業栄をはじめ、著名な投資機関の代表や優良企業、イノベーション拠点の代表も会議に出席しました。