3月5日午後、中国共産党中央委員会政治局委員、上海市委員会書記の陳吉寧代表は、第14期全国人民代表大会第4回会議の上海代表団全体会議に出席し、政府活動報告の審議に参加しました。
陳吉寧氏は、過去1年間、中国の発展は新たな段階へと進み、質も着実に向上したと指摘しました。科学技術イノベーションが経済成長の強力なエンジンとなり、新たな質の生産力の発展が加速する中で、年間の経済・社会発展の主要目標と任務は順調に達成されたと述べました。また、新たな時期において、上海は中央から託された重要な戦略任務を全面的に実行し、産業の高度化・構造転換を推進するとともに、重点分野での難関突破を図ることで、「第15次五カ年計画」の良好なスタートを切り、中国式現代化の推進における牽引役・モデル都市としての役割を十分に発揮していく方針を示しました。
具体的施策として、上海は「内需拡大」という戦略を深化させ、文化・商業・観光・スポーツ・展示会の融合を促進するとともに、有効な投資をさらに拡大し、民間投資の活力を引き出していきます。また、新たな質の生産力の育成を強化し、基礎研究先行区の整備を進め、集積回路、バイオ医薬品、人工知能という三大先導産業において「上海プラン」を着実に実行します。製造業のデジタル化、インテリジェント化とグリーン化への転換を推進し、イノベーション・エコシステムと産業エコシステムの最適化を図り続けます。
さらに、「五つのセンター」の建設を一層深化させ、越境金融・オフショア金融、グローバルサプライチェーンの管理、コモディティ資源の配置機能、企業の海外進出支援サービス、海運サービスの高度化などの重点分野で実質的な進展を実現します。海運・貿易分野のデジタル化を体系的に推進し、上海(長江デルタ)における国際科学技術イノベーションセンターの高水準な構築を進めます。また、高水準の改革開放を深化させ、東方ハブ国際商務合作区における機能革新と政策設計を強化するとともに、新たな国有資産・国有企業改革を推進し、サービス業の質の高い効率的な発展を促進することで、市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境を引き続き整えていきます。
また、「人民都市」という理念のもとで都市づくりを着実に進め、新たな民生プロジェクトを実施します。特に「城中村(都市の中の村落)」の改造を重点に、快適で安心な住環境の整備を進めるほか、良質な公共サービスの供給を拡大します。この上、基層社会における行政組織の最も基本となる単位「グリッド」の統合と不動産業務の総合的ガバナンスの取り組みを深化させるとともに、レジリエンスと安全性を備えた都市づくりを推進し、都市ガバナンスの現代化水準を高め続けていきます。